水島 愛一朗
村上ファンドの研究―巨大メディアを狙う「ヒルズ族」の野望
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人気ランキング : 104160位
定価 : ¥ 1,470
販売元 : イーストプレス
発売日 : 2005-12 |
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結果として「正しかった」のか? |
この本を読んだきっかけは、阪神タイガースの「乗っ取り」であった。私は、今、MLBファンであるが、阪神は不思議と、好きだったから。
本日2006年6月5日、村上ファンドの代表は、記者会見をして、何か見苦しい言い訳をした後逮捕された。
「物言う株主」「株主価値の上昇」は、ある意味でここ数年の「プチバブル」の象徴であった。他方、デフレ社会の中で、彼のような存在は、英雄化される向きもあった。
残念ながらというか、個人の信条として「株」「為替」で多額の利益を得ることは「正常」とは思っていなかったので、「汗水たらして働く人が大切」というのは、わかりやすい話であった。他方、心のどこかに、「濡れ手で粟」も良いなあという感じもあったことを感じていた。
ここらは微妙であるが、弁護士として会社更生や民事再生をやっていると、「スポンサー」は「裁判所のお墨付きをもらった会社の買い叩き」という印象を持つので、今回の事件の真意は、正直言うとよく分からない。
ただ、やはり、どんなに頭が良く先見性があっても、億の単位で金儲けをするには、「汗水」が必要だと思った。
速報なので、今後訂正するかもしれませんが、ご容赦を・・・
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メディアの没落とウェブの台頭 |
村上世彰はウェブ社会の数少ないパトロンである。人間関係を見ればわかる。ここではIT社会でもネット社会でもない、あえてウェブ社会という言葉を使いたい。その違いはここではふれないが、大切なのはパラダイムの変革者、必ずしも骨の髄まで順法な実業家とは言えないということ。ガリレオの地動説だって359年後の1992年10月31日、ローマ 法王ヨハネ・パウロ二世によって裁判の間違いを公式に認め謝罪した。ガリレオの地動説でさへ当時でいう裁判にかけられた。優秀な経営者は最低条件として合憲でなくてはならない。でもそれは社会の安定期のこと。変革期には社会全体が、特に商法のような経済に関する法律では、合憲と違憲の違いのグレーゾーンこそが、変革の決め手の主戦場になってしまう。言い換えると、まっとうで体制的な今の日本社会でいう起業家と呼ばれる集団の人々には、こうした主張を繰り返す人物を評価しない風潮ができあがる。差別社会の隠れたおもてざたにはしないエリートクラスである彼らが村上を毛嫌いするのは当然だろう。体制的な起業家というのも矛盾する言葉に聞こえるかもしれない。規制緩和といっても依然、変革期の激動の質に似合うだけの特大の規制緩和とは所詮桁が違うものしか現実には望めない。起業家を育てるなどといったところで、あくまでもある体制派に都合のよいある節度をもった規制緩和の範囲内でのことにすぎず、とてもウェブ社会の超過激な変革にともなう必要な経営戦略の建て直しなど考えている人は、今の日本では皆無に近い。何か問題が起こるとちょうど今の状況のように、時計の針の逆戻しすらありうる。最初から体制派の彼らは社会全体の変革の兆候や意味すらつかめない。体制派の代表格がテレビ業界や発行部数最大の×売新聞といったメディアであることは言うまでもない。彼らからは、村上世彰は普通の株屋となんら変わらないというような、退屈な評価しか生まれてこない。つまりパラダイムの変換とはなんなのかが見えないのだ。地動説が理解できないのではなく、理解する以前にその存在すら考えられないというのが真相に近い。こうして現状の延長上に次の社会の発展があるというような、安易な思慮に欠く近未来予測が大量生産される。相対性理論の枠組みが光速一定によって慣性の法則を破壊するように、ウェブ社会では従来の経営哲学や経済の法則にどのように切り込んでいくかの未来戦略を編み出す能力が要求される。村上世彰が普通の経営者と違うのは、ひとえにこの能力にある。メディアの没落とウェブの台頭という超法規的な世界の最先端の潮流が理解できなかったり、その圏外で議論していたら、とてもM&Aの将来を語る資格はないし、村上世彰についての正しい評価も生まれてこない。M&Aも村上世彰もあくまでも次の変化への過渡期現象すぎないものだが、もしそれが無視されたり、逆に個人レベルのサクセスストーリーとしてだけもてはやされたりすれば、時計の針が逆戻りする天動説時代に突入する恐れすらもある。
皆さん、地上波テレビの番組はいっさい見ない運動をおこしましょう!
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で? |
文章は平易で読みやすいのはいいのだけれど、それだけの事で、うわべをなぞった読み物という印象。
別に村上ファンドは特別な事をしているわけではなくて、基本は個人がしている株式投資と変わらないような・・・・。
ただ、資金量が大きく特定の企業にそれなりに集中投資する場合があり、その場合は会社に対して大株主として株価上昇につながるような施策を求める場合があるというだけの事でないのか。している事は投資の視点から考えれば常識的であり当然。
本書のどのあたりが「研究」なのか?。
なお、様々な面で状況は刻々と変化するため、本書のような「生もの」系の読み物はすぐに陳腐化しやすい。
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研究? |
村上ファンドは単なるアクティビティファンド。それ以外の何者でもない。彼のファンドにも多くの出資者がいて、彼はその出資者の利益最大化のために、企業価値に比べ株価が低い企業の株式を買収し、株価が低い原因を作った経営者を叱咤激励し、株価を上げる。そして売却して利益を上げ、出資者に配分する。至極全うな経済行為をしているだけ。半年後に古本屋で投売りされている本。
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村上ファンドの狙いと人脈 |
本書は、日本証券投資顧問業協会資料やマスコミ報道などの公開情報に加え、複数の
業界関係者への取材証言を中心に構成されています。 村上氏本人のインタビューはあ
りませんが、村上氏を中心に、ヒルズ族と呼ばれるライブドアの堀江氏や楽天の三木谷
氏の狙いも合わせて包括的にまとめらています。村上氏の掲げる、市場価格より安けれ
ば買うという事がどう行動に結びついているかが分かりました。 一方、投資基準のポイ
ントを、(1)純資産が時価総額の2倍以上であること、(2)商法上の配当可能利益、また
は自社株取得枠が時価総額の半分以上あると同時に現金化の容易な流動資産が多い
ことしている点は将に注目です。 4000億という巨大ファンドを動かす動かす村上氏は、
緻密な戦略を武器に大胆な行動する人物であること強く感じました。